Restaurant Léger / レジェ ~内閣総理大臣賞受賞 長崎五島牛が食べられるお店~
メニューレジェ
本日の鮮魚の白ワインソース 赤ピーマン風味
本日のお魚は、長野県産ヒゲダイのロティ。
ヒゲダイとは、非常に味がいいと言われるものの、イサキ科の中で最も漁獲量が少ないため、あまり知られていないのだとか。
平野シェフが、開店以来初めて見たというほどの超貴重なお魚!
いつものように八王子市場へ買い付けに行ったところ、奇跡的にたまたま入ったとのこと。
そんな日におうかがいして恐縮ですが、1年分の運を使い果たしたと思って、いただきます・・・
柔らかい食感で、クセがなく、脂の甘みがとっても強い白身と、バターの香ばしい香りが、超美味!!
口の中で、ふわっと身がほぐれて、赤ピーマンの甘さのあるソースと絡み、噛むほどに旨みが増します。
後で魚図鑑を調べてみたら、「味の評価度:究極の美味」とありました。ありがたや〜
お魚は、シェフが市場で見つけた一番良いもの、旬のものをセレクトして提供してくださいます。
こんな貴重なお魚の日も、お値段は通常通り。
お店にとっては大変でしょうが、食べる側は毎回の訪問が楽しみになりますね!
コックオーヴァン 八王子産完熟桑の実のコンフィチュール添え
お肉料理は、桑の実のコンフィチュールが個性的な甘みを加えている、鶏肉の赤ワイン煮込み。
桑の実(マルベリー)のコンフィチュール(ジャム)は少し珍しいですが、ブルーベリーよりも酸味がなく、まろやかなので、優しい気分になれるお味です。
赤ワインでほろほろになるまで煮込まれた鶏肉は、ナイフが入らないくらい柔らかく、格闘しがちな骨付肉とは違って綺麗に食べられます。
シェフの秘密の場所で摘んできたという桑の実のコンフィチュールが、優しいアクセントを効かせてくれているので、お肉も飽きなく楽しめます。
つけあわせのお野菜も、自家菜園のハスイモの茎を使用。
ハスイモの茎は、サクッと軽く、水分を吸ってくれるので、赤ワインソースと絡めると、味がよく染み込みます。
自家菜園の土は、シェフのお父様のお作りになった土。
土も既製品に頼らない平野シェフのこだわりが感じられます。
デザートと紅茶(またはコーヒー)
デザートは、桑の実のムース、フルーツの盛り合わせと飴細工 自家菜園で採れたミント、バニラアイス、巨峰。
秋感満載のデザートは、少しずつ色んな種類を楽しめますので、女子にはたまりません。
まずは、桑の実のムースから。
先ほど、コックオーヴァンで頂いた、シェフの秘密の場所の秘密の桑の実を使ったムースです。
スプーンを入れた時の、ムース特有のさくふわっとした感触が乙女心をくすぐり、酸味が少なく甘みの強い桑の実のソースが幸福度を増してくれます。
中央奥に見えるのが、フルーツの盛り合わせ、飴細工、自家菜園で取れたミント。
小さなサイコロサイズにカットされたいちご、キウイ、オレンジが彩り豊かにグラスに盛り付けられ、自家菜園で採れたミントの鮮やかなグリーンが元気いっぱいに咲いています。
30㎝はあろうかと思われるほど長く、縦にピンと伸びているのは飴細工。
もったいないところですが、指でぱきっと折り、ぽりぽり・・・デザートでも楽しさを忘れない、平野シェフの遊び心に触れた気がしました。
こちらはバニラアイスです。
小さな小瓶の蓋をわくわくしながら開けると、、、濃いクリーム色のバニラアイスがたっぷりと詰まっています。
シャリシャリっとシャーベットのようにひんやりした食感とが、どことない懐かしさを演出してくれます。
最後に、大粒の巨峰を。
小さな銀のスプーンに乗せられた巨峰は、皮をお花のようにカットしてくださっています。
巨峰は皮をむくのが難しいですが、食べやすく、さらに見た目にも華やかさにもこだわる。
細部にまで手を抜かない平野シェフ、さすがです。
秋の甘みがぎゅっと詰まった巨峰は、口の中に入れるとジュワッとジュースが広がります。
食後のドリンクは、紅茶から、ローズヒップ・ハイビスカス・オレンジのハーブティーをいただきました。
紅茶以外にも、もちろんコーヒーもお選びいただけます。
Léger トリビア
内閣総理大臣賞受賞の長崎五島牛
地産地消と、全国の美味しいものにこだわる平野シェフ。
お肉料理は、運が良ければ内閣総理大臣賞を受賞したという長崎県五島牛を低価格でいただけるとのこと。
年間30頭ほどしか採れない貴重な牛。
「都内でこの五島牛を食べられるお店はおそらくLégerだけだろう」と平野シェフ。
しかも、ご家族のルーツが長崎県にあるがゆえに、特殊なルートで仕入れが可能なため、現地で食べるよりもリーズナブルな価格で提供できることも多くあるとのこと!これはすごい・・・
ぜひとも食べたい!という方は、お店のFacebookもしくはお電話にてお店にお問い合わせください。
Kanakoの独り言
筆者は、一応丸の内OL(かつ中央線ユーザー)。
丸の内、銀座周辺と、中野〜吉祥寺周辺の飲食店を中心に食べ歩き、飲み歩きしています。
八王子は都心から結構あるしなあ、言っても銀座フレンチと比べるとなあ、と半信半疑、半分遠足気分で向かっておりました(管理人さん、ごめんなさい)。
初めて降り立つ八王子みなみ野。高いビルはないけれど、品のいい住宅街とたくさんの緑、川のせせらぐ音。お店に着くまでが、まず清々しい気分。
そして、桜並木を目の前にしたテラス席を持つフレンチレストラン Léger。
この時点で既に「(管理人さん、ごめんなさい)」と心の中で反省しました。。
そして、本場フランスの星付きレストランで修行された平野シェフ。
八王子産、自家菜園と、地産地消にこだわった新鮮なお野菜と、旬のものをご自身の目で見て仕入れた肉、魚。
笑顔でお料理の説明をしてくださる優しさと、料理へのこだわりを捨てない強さを持った平野シェフの人柄の感じられるお料理の数々に、都会の喧騒を忘れて、(つい取材だということも忘れて)、癒されっぱなしでした。
ご紹介した「メニューレジェ(6,600円(税込))」は、銀座で食べたら少なくとも倍はする品数・質。
八王子周辺の皆さんは、ご家族や大切な人との記念日や、もちろん普段使いにも。
都心の人口密度に疲れ果てている筆者のような皆さんは、がっつり軽井沢まで行かずとも、新宿から1時間弱で着く八王子みなみ野、ゆったりフレンチで癒されてみるべし、です。
八王子みなみ野 Léger、侮るなかれ。
関連サイトでLégerをチェック
・食べログ
お店データ
店名:Restaurant Léger
電話:042-635-3401
アクセス:JR横浜線、八王子みなみ野駅東口 徒歩2分
住所:東京都八王子市兵衛1-35-5
HP:https://leger.amebaownd.com/
Facebook:Restaurant Léger
営業時間:ランチ11:30〜14:00(L.O)、ディナー17:30〜21:00(L.O)
定休日:月曜日(祝日営業、翌日の火曜日休み)
アクセス
当サイト管理人より
八王子グルメ探訪 第10回、「Restaurant Léger」はいかがでしたでしょうか。
オーナーシェフの平野さんは地元八王子出身。
プロフィールを拝見すると、西八王子の「Restaurant 団欒」のフレンチ担当シェフ、小林義明さんと同様、本場フランスの星付きレストランで修行したあと、地元八王子でお店を開くという流れをたどっています。
八王子みなみ野という新興住宅街にお店をオープンしてから11年、地元八王子の隠れ家的本格フレンチのお店として、遠く都内からわざわざ足を運ぶ常連さんも少なくないとか。
その理由の一つとして、内閣総理大臣賞を受賞し、年間わずか30頭程度しか採れない貴重な「長崎五島牛」を提供できる都内唯一のお店ということもあげられるでしょう。
八王子のように自然の多い環境の中で、本場フランスで修行したシェフ自慢のスペシャリテをリーズナブルな価格で楽しめる。
これは地元市民にとって、最高に贅沢な体験ではないでしょうか。
Légerさん、私も長崎五島牛が入ったらぜひ予約させて頂きます。
入荷したら絶対にご連絡下さいね(^^)
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