カキノキテラス ~古民家欧風カレー誕生物語~

カキノキテラスのロゴと小山りえさん

八王子グルメ探訪 第18回、今回は女性に大人気の古民家欧風カレー屋さん「カキノキテラス」をご紹介します。

カキノキテラスは2015年8月に八王子市田町の住宅街にオープンし、たったの2年で八王子お店大賞特別賞(2017年 第6回)を受賞されるなど、あっという間にブランディングを確立してしまいました。
現在では遠く都内から予約を入れて来店される方も多いそうです。

なぜ、カキノキテラスはここまでの人気店となったのでしょうか。
今回はその要因を探ってみたいと思います。

カキノキテラス外観

カキノキテラス外観。ポストがレトロ感を醸し出す。

黒塀の上からお稲荷さんの赤い屋根がちょこんと顔を出していて、入り口門の上には「カキノキテラス」の隠し文字が。このあたりに、意匠設計のセンスの良さを感じます。

カキノキテラス アプローチを歩く小山りえさん
アプローチを歩いていると、食事に来たというよりも、ちょっとしたアトラクションを楽しみに来たという感覚になります。

カキノキテラス アプローチのベンチ

カキノキテラス 柿の木とテラス席
左手には、店名の由来となるシンボルの柿の木が。

今回のレポーター 小山りえさん

今回のレポーターはカキノキテラスが大好きなセラピスト、小山りえさん。
カキノキテラスオーナー鈴木孝子さんにお話をお伺いすべく、いざ中へ。

古民家がカキノキテラスに再生するまで

カキノキテラス 店内風景

私は昔からお料理が好きで、大学時代から5年くらい、料理研究家の久松育子先生のアシスタントとして働いていたことがあるんです。
先生は当時50代。杉並にあるご自宅のスタジオで、NHKの料理番組やお料理本のお仕事をバリバリとされていた時期でした。

その頃の自分はまだやりたいこともなく、ぼんやりとしていて、何となく毎日、八王子から先生のところに通って、撮影のお手伝いをしていたんです。
でも、仕事なんて全然一生懸命やってなくて。
先生にはすごく可愛がってもらったんですけど(笑)。

株式会社ジャックル浦島屋 専務取締役 鈴木孝子さん

株式会社ジャックル浦島屋 専務取締役 鈴木孝子さん

▽鈴木孝子さんプロフイール
大学時代から5年間、料理研究家の久松育子さんに師事。
家業である酒類・食品量販店を運営する「ジャックル浦島屋」では長年人事総務を担当。
2015年8月、古民家欧風カレー店「カキノキテラス」をオープン。
思い立ったら即行動がポリシー。
・株式会社ジャックル浦島屋 専務取締役
・株式会社G&Lマート 代表取締役

大学卒業後、そのまま社員として久松先生の下へ就職。
3年位働いて、結婚してからもしばらく続けましたが、なんとなく辞めることになりました。
すっぱり辞めたあとは家族のためにお料理を作って、フルタイムの仕事をずっと続けていたんですが、子供も成人して余裕が出てきたら「やっぱりお料理好きだなぁ」って、だんだん思うようになってきたんです。
もともと、人を家に招いてお料理を振る舞うのがすごく好きなんですね。

久松先生のアシスタントをしているとき、ご自宅がスタジオになっているので、雑誌や料理本の撮影隊とかいろんな方がお見えになるんですよ。
撮影が終わった後、カメラマンや編集者の方にお食事を召し上がって頂くのですが、そういうのってワイワイしていて楽しいじゃないですか。
作ったお料理を「美味しい」って食べてもらうのが、とても嬉しかったんです。

そのような経験が土台にあるんですね。カキノキテラスのお料理も細かく配置されていて、とても映えますよね。納得です。(小山)

カキノキテラス鈴木さんとsamasama小山りえさんの対談シーン

楽しかった記憶を振り返ることで「やっぱり飲食店っていいなぁ」って、思い始めたんですね。
でも、仕事があるからできなかったわけです。
会社では人事総務の仕事をしているのですごく大変でしたし。
財務や経理、資金調達、従業員を雇ったりと、会社もすごく大変な時期でした。

そんな忙しい中、自宅から会社まで歩いて2分の通勤時に、ずっと昔からある古民家の前を通るんです。
この建物の前を通り過ぎるときに、とっても風情があっていいなぁ、何かできないかなぁって、毎日毎日ぼんやりと、何年も何年も思っていました。

会社の窓からも、その古民家とお稲荷さんの赤い屋根が見えるんです。
お庭には柿の木があって、その下に蕗(ふき)が生えていて。
そこだけ長野の田舎に行ったみたいな、絵本の中の風景みたいで素敵だなって、いつも思っていました。

カキノキテラスのアーキタイプ、築100年以上の古民家。 (写真は改装前のもの:鈴木さん提供)

父が亡くなってからは弟と二人で会社を経営していたのですが、会社の状態も良くなってきたので「次の新規事業何かやりたいね。昔からやりたかった飲食店にしようか。」って、弟と話していたんです。それが2014年はじめ頃でした。
飲食店を経営したことはありませんが、酒屋で卸をやっているのでホテルや居酒屋さんなど、お取引先に飲食店の方がたくさんいるわけです。

でも、飲食店はだいたい3年やれば潰れたり、5年続けるお店も少ないのを見ていたので、怖いものだなって思っていたんですね。
仕入代金を払わないで逃げるお店もたくさんいますし。
自分も経営をやっているので、資金繰りの大変さがわかるんです。

そういう思いから、飲食店をやるからにはちゃんとやろうということで、2014年3月から1年間、毎週土曜日の1日だけ、カフェを開業したい人向けの養成スクールに通い始めました。

わたしの癒し業界も、3年続かないお店が多いです。人気店もやはりはじめはスクールなどに通ったんだ、と聞くと、これから独立を目標に学んでいる方にも励みになりそうですね。(小山)

カキノキテラス鈴木孝子さんと小山りえさんの対談シーン

スクールにはお料理のことを何も知らない人も来ていて、「みんな料理ってこんなにできないのかしら?」って思うぐらいできない人も中にはいました。
調理実習もあって、キャベツの千切りから始めて、三人一組でピザを作ったりとか、とても楽しかったですよ。
コーヒーの挽き方、カフェラテやエスプレッソ、紅茶の淹れ方などの授業もありました。

授業の一番最後に、自分がどういうお店をやるかという前提で企画書を作って、クラス全員の前でプレゼンテーションをするんです。
私の企画内容は、ママ友が来たり、自分の会社の社員食堂としても使えるカレー屋さんでした。
だんだん今に近づいて来ましたね(笑)。
スクールにはフードコンサルの先生と建築デザイナーの先生がいて、この二人がプレゼンの審査をしてくれました。

カキノキテラス ラフスケッチ

改装前のラフスケッチ。アーキタイプからプロトタイプへ。(鈴木さん提供)

その頃の私は、業務スーパー(リカーキング)を営業していることを、誰にも言わないで飲食店をやりたいと思っていたんです。
でも企画書がある程度できあがった段階で、二人の先生から「あなたの持っている資源を最大限生かさなかったら、商売なんてうまくいきませんよ。」と言われたんです。

私の持っている資源って何だろう?と考えたとき、地元で酒屋の卸をやっていることで、取引先や銀行などの知り合いもたくさんいますし、この方達に協力してもらったらいいのではないかと思ったんです。

そして、忘れもしない2015年1月24日の土曜日にプレゼンをした日のこと。
「自分の持っている資源を最大限生かして、もう一歩踏み出してみよう。」と思ったときに、一番最初にぼんやりと頭に浮かんだのがあの古民家でした。

プレゼンの翌日にさっそく、その物件を預かっている不動産屋さんに電話をしたら、月曜日に内見させてくれたんです。

古民家は稲城市から移築してきたもので、内見したところ、中が驚くほど綺麗でした。
廊下のガラス戸越しからテラスの柿の木が見えて、天井がすごく高くて。
建具もとても素敵で、ますます気に入ってしまいました。

カキノキテラス 店内 天井

カキノキテラス 店内の照明

カキノキテラス 天井とシーリングファン

カキノキテラス 店内の障子

カキノキテラス 店内の小物

カキノキテラス 店内

カキノキテラス 柿とタンスとポラロイドカメラ

でも、お店をやれるかどうかは半々。

借家だし、どうやって飲食店にするかわからないですよね。
場所は町外れで駅からは遠いし、まだ何屋にするか決まってないし。
カレー屋さんをやりたいとは思っていたけど、八王子には素敵なカレー屋さんがいっぱいありますよね。
私のカレーをいったい誰が食べてくれるんだろう?って。

そして内見した日にすぐ、この物件が飲食店として成立するのか相談するため、プレゼンの審査をしてくれた先生二人に電話をしたところ、予定を合わせて見に来てくれたんです。
2015年2月後半、雪が残る寒い日でした。

カキノキテラス 笑う鈴木孝子さん
「仕事って早く動かないとだめなんですよね。すぐに電話をするとか、すぐに行動起こさないと乗り遅れるので。何か起きたときに、ぱっと何かやるというのは大事ですよね。」と笑う鈴木さん。

どうせダメ出しが出るだろうと思いきや、二人が大絶賛。
なぜかというと、会社の駐車場20台使えるし、本物の古民家なので老若男女みんなが癒やされる。これは化けますよと。

先生から「庭は絶対に借りてください。」と言われたので、不動産屋さんと一緒に大家さんと交渉を始めることにしました。
でも、民家をいったん飲食店にしたら元に戻せないので、交渉は冷や冷やものでしたね。
天井を壊して梁だけになるのを見たら、大家さんさぞかしびっくりするだろうな、と。

ですので、ビフォーアフターのTVの例を出したり、リノベーションをすることで古民家がいかに素晴らしい飲食店に変わるか、ということを説明したら理解して下さったんです。
お庭も貸してくださいと言ったら、お稲荷さんだけは触ってくれるなと。
お稲荷さんに触ると「たたり」があるから(笑)。
だからお稲荷さんのところは貸せないっていうことになったんです。

わかります!お稲荷さん、本当に大事だから触らない方が良いらしいですよ。(小山)

カキノキテラス 改装工事風景

古民家の改築風景。問題はお稲荷さん対策。(写真は2015年当時のもの:鈴木さん提供)

大家さんの交渉と並行して、何屋をやろうかと弟と先生達と一緒に考えたときに、カレーはプレゼンでも取り上げたし、欧風カレーでいこうということになりました。

そうと決まったあとは研究のため、都内の有名カレー店を10件くらい食べ歩きました。
食べログを見て、評価の高いお店を一日2、3件まわったことも。
都内の有名店はみんな美味しく、食べ歩きをしてみて、やはり欧風カレー屋さんにしようと決意を固めたんです。

その後、3月後半にできあがった図面を大家さんに見せたら許可が出ました。
お稲荷さんは柵で囲って触われないようにして。

7月後半になると、いよいよ内装が出来上がってきて、従業員の募集も始めることにしました。

山形米澤豚のカツカレー開発ストーリー

カキノキテラス 山形米澤豚のカツカレー

カキノキテラスの看板メニュー「山形米澤豚のカツカレー」

7月後半から9月中旬までの間、朝6時から夜10時まで、厨房に籠もって1日15時間、一人で毎日50人前のカレーを圧力鍋と寸胴で仕込んでいました。
先生が教えてくれたレシピをベースに、さらに美味しいと思えるまで、何回も何回も改良を加え、欧風カレーとしての味を追求したんです。

スパイスはできあいのものではなく、ホールスパイスを潰して使っているのですが、香りを出すための前工程があったり、甘みを出す具材を入れてみたりと、本当に毎日15時間試行錯誤してましたね。
甘みと香りは旨味の源泉になるので、とても大事なプロセスでした。

改良をする中で一番やらなければいけないと思ったことは、具材の分量と調理手順を確定すること。
一度に50人前くらい仕込むので、最適な分量というものがあるんです。
豚肉は一度に何キロ使って、タマネギは何個とか。

レシピを確定することで、プロの料理人ならではの肌感覚がなくても、美味しいカレーが作れるようになったんです。
レシピとして標準化するスキルは、久松先生の下で働いていた経験がとても役に立ちました。

小山さんと山形米澤豚のカツカレー

カツカレーで使用するカツの方ですが、こちらは山形米澤豚というブランドで、もともと美味しいお肉だから簡単でした。原価はすごく高いですけど。
カレーは、北海道日高昆布の一番出汁を使ったブイヨンに、20種類以上のスパイスと野菜・果実をじっくり煮込みます。
パン粉はザクザクとした食感を出すため一番大きい生パン粉を使って、バルサミコクリームをかけました。

小山さんと山形米澤豚のカツカレー

見た目も美しいお料理をうっとりと眺めるのも楽しいひとときです。

山形米澤豚のカツカレーのアップ 

いつもこのお店に来ると、迷った挙句、これを頼んでしまいます。バルサミコのソースが絶妙!(小山)

野菜をはじめお酒や調味料は、会社から卸値で仕入れることで原価を下げ、米澤豚などの他の食材にお金をかけることができました。
自分の持ってる資源を活かすとは、そういうことなんです。

他にメニュー開発の中で大変だったのは、お惣菜を作ることでした。
ランチセットはお惣菜かサラダを選べるのですが、お惣菜は日替わりなので膨大な数のレパートリーを考えなければいけなくて。
アイデアを考えて作れるのは自分だけですし、原価もいくら以内と決まってますからね。

コーヒーは2017年にうちのカフェ(カキノキハウス)がオープンしてからは自家焙煎のものを使っていて、デザートのティラミスも自家製です。

2015年8月、カキノキテラスオープン

カキノキテラス メニュー

2015年8月10日、キッチンは料理担当の私とアルバイトの女の子二名の三人体制で、カキノキテラスをオープン。
他に店長やアルバイトも数名、社長(ジャックル浦島屋の)である弟もホールに出て、コーヒー淹れたりと大活躍でした。
開店最初からお客さんはたくさん来てくれましたね。
というのは、取引先の飲料メーカーさんとか銀行の方達が大勢来てくれたので(笑)。

開店当初はメニューが少なくて、今では人気の牡蠣の燻製カレーやステーキ野菜カレーもありませんでした。
失敗だったのがオムレツカレー。グチャグチャしていて美味しくなかったんです。
キッチンの子もそれが入るとすごく嫌がって、オープンから10月までの命でしたね(笑)。

そのあと11月から、みんなが好きそうなメニューを作ろうということで、ステーキ野菜カレーをリリースしたらそれが大ヒット商品に。

カキノキテラス ステーキ野菜カレー

私の周りではステーキカレーが人気です。男の人も嬉しいメニューですよね。(小山)

値段はけっこう高いですが、皆さん豪華なものを食べたいと思うお店のようです。
お友達とたっぷり話したいから、一ヶ月前から予約してカキノキテラスへ行きましょう、という方が多いみたいです。

予約はとても多いですね。
遠く自由が丘から予約して来られる方もいます。

あと、犬連れの方も多いですね。テラス席は犬も同伴できますので。
犬と一緒に高尾山に登って、帰りにカキノキテラスに行くコースがあるみたいです。
他にも、東京サマーランドのあじさい園(アナベルの雪山)を見た帰りにカキノキテラスへ寄るコースも。
犬友のブログで「こういうコースに行ってきました。」と、紹介してくださる方がいるみたいで。

そうなんです!わたしも友人とカキノキテラスに行くときは、カキノキテラスを中心に予定を立てます。やっぱり皆さんもそうなんですね。単なるお腹を満たす場所ではないんですよね。(小山)

カキノキテラス テラス席

テラス席はタープがかけられるので、雨が降っても食事が楽しめる。

オープンした年の昼は、口コミでお客さんが来てくださって、結構混んでいました。
でも、夜はセットメニューがないため、家族で来ると一万円を超えたりと、単価が高くなるんです。
そのため、10月くらいからさっぱりお客さんが来なくなりました。
しかも、私も疲れたのでお店を週2日休みにしたら、売上が全然行かなくなってしまって(笑)。

それで、策を練りました。
木曜日の一日だけお休みにして、夜のセットメニューを作ったんです。
カレーに100円追加でサラダとソフトドリンク、300円追加でお好きなアルコールとサラダ、200円追加でティラミスやバナナケーキなど。

そうしたらジワジワと客足が戻ってきたんです。

それから、コースメニューも作りました。
カジュアルコース、スタンドコース、カキノキコースの3種類です。
一番高いカキノキコースはステーキも出ます。

ほっこりした古民家なのに販売管理は最先端

カキノキテラス 壁にかかっている古時計

開店当初から、スマートフォンを注文端末としたオーダリングシステムを導入することで、売上状況をリアルタイムで把握できるようにしました。
現時点のオーダーがいくらあって、精算済みがいくら、未精算がいくらと、お客様の注文状況がスマートフォンで確認できます。

リアルタイムでABC分析(メニュー別の売上貢献度合)ができるので、例えば、お惣菜が34食でサラダは16食しか出ていないので、今日のお惣菜は凄く人気がある、ということがわかります。

このように過去の統計データが見られるので、今日の日替わりは人気の牛すじカレーだから多めに仕込んでおくなど、販売予測が立てられるようになりました。

販売管理に数値はとても重要です。
なんとなくではなく、過去の統計データに基づいた改善サイクルをまわすことで、年々精度が上がります。
ほっこりした古民家でこんなことやっているなんて誰も思いませんよね(笑)。

流石ですね。わたしも見習いたいところです。今はスマホでも管理しやすくて良いですよね。(小山)

カキノキテラスが人気店になった要因

カキノキテラス お持ち帰り自由の柿の実

テラスで採れた柿はお持ち帰り自由という、小粋な計らいが嬉しい。

カキノキテラスが人気店になった要因はやはりQSC(Quality,Service,Cleanliness)だと思います。
接客業の基本ですよね。

お庭の管理や、店内の雰囲気づくりも大事です。

店内に生花を飾っていて、萎れていても気がつかなかったりすることがありました。
みんな働いていると余裕がなくなって、花の面倒まで見れないんですね。
今は私がスタッフの目が届かないところを見に行くように気をつけています。

カキノキテラス とてもお洒落で清潔なお手洗い

広くて清潔なお手洗いの照明はなんと街灯。実際に使われていたものだそう。

お客さんはお店にゆっくりしに来ているわけですから、トイレの清掃状況だとか、そういうところに目が行きますよね。
私と同年輩の方もたくさん来られますし。

あと、ゆっくりとおしゃべりができるところでしょうか。
11時半から夕方6時までいる人もいるくらい(笑)。
女子会に使われるケースが多いようです。

女性に人気の秘密は、カレーが美味しいのはもちろんですが、カキノキテラスという空間を楽しみに行くのだと思います。センスの良い盛り付け、スタッフの雰囲気。
まるでエンターテイメントのように、いつものゴハンが「五感が満たされる時間」になるのが魅力です。
大切な友人とゆっくり過ごす時に予約して行きたい「とっておきのお店」です。(小山)

集客はSNSでの口コミが中心

カキノキテラスのロゴと小山りえさん

ロゴと一緒に記念写真を撮るのが人気。デザイナーさんにはこの風景が見えていたのかも。

お店の宣伝は口コミが中心です。
食べログは有料版に入ってますが、あとは一切やっていません。
SNSはFacebookページを持っているくらいです。

インスタグラムの効果は大きいですね。
「あー、そのお店知ってる。」と書いてくれたり、反響がすごいです。
来店された方がカツカレーやお庭を撮って、インスタグラムにハッシュタグを付けてアップしてくれるんです。
カキノキテラスのロゴと一緒に記念撮影する方もたくさんいらっしゃいますね。

みんな綺麗に撮ってくれて、すごくインスタ映えするんですよ(笑)。
カキノキテラス公式のインスタグラムはないですが、みなさんが個人的にハッシュタグを付けて投稿してくれるので、集客効果は大きいと思います。

あと、リピーター向けにポイントカードを発行しています。
これがすぐにポイントが貯まるんです(笑)。
3個貯まるとミニスイーツ、5個貯まるとカレートッピングかミニスイーツをサービスします。
リピーターの方はとても多いですね。支えてくださって、本当に感謝しています。

「カキノキテラス」というブランディングがすごいですよね。
ランチがちょっとしたステイタスのような、インスタにあげたくなる仕掛けがすごいと思います。(小山)

取材の最後に、スタッフさんのこと

カキノキテラス スタッフさん

2015年10月後半くらいからレシピも固まって、スタッフも厨房ができるようになったので、私は皿洗いやお惣菜を作る担当にシフトしました。
お惣菜作りはつい最近までやっていましたよ。

2017年6月からは、カフェで働いていた女性がアルバイトで来て、お惣菜を担当してくれました。
こうして私はお惣菜係からお役御免に(笑)。
もう一人、2017年7月からはイタリアンの調理経験のある社員も入ってきて、メンチカツカレーとか、面白い日替わりカレーを色々と考えてくれるので助かっています。

二人が来てくれたことで、私がお店にいなくてもオペレーションできる環境になりました。

仕事をするうえで協力してくれる人が何しろ大事です。
店主の個性でお客様をおもてなしすることは素晴らしいですし、その人が好きだから来てくれるいいお店ってたくさんありますけど、当店でそれはできないですから。

聞いた話ですが、飲食店のオーナーさんて、一人で朝から晩まで休みなく頑張って疲弊する方が多いそうです。疲れて凄い顔になってきて。
とにかく流行っているお店ほど疲れて辞める人が多いそうです。
思っているほど儲からない、という理由もあるのかもしれません。

自分一人では何もできないので、人にやって頂くことがとても大事ですね。

レポーターのご紹介 小山りえさん

小山りえさん プロフイール写真
おうちサロン & スクール sama-sama 主宰。
セラピスト歴17年、1男1女の母。

サロン名のsama-sama(サマサマ)とは、バリの言葉で「どういたしまして」「お互いさま」「共に」という意味です。
バリのデイスパのように、エステやリラクゼーションを気軽に、それでいてラグジュアリーな時間を過ごしていただきたいと思っています。

第一子妊娠を機に、自宅サロンを始めました。

子どもを産んで、ママになったら自分のことに構わなくなってしまう方は多いと思います。
わたしもその一人でした。

でも、そんな日常はちょっとした育児のつまづきに苛立ちを感じてしまったり、わたしってこんなもの、なんてセルフイメージを低くしてしまいがち。

子どもを産むほどに、女性らしく、パワフルに人生を楽しみたい、そんな風に思ったのです。

自身の子育て経験から、産前産後ケア、乳幼児のいる子育て中のお母さんのケアに力を入れたいと思い、活動しています。

カラダをいたわることが、ココロの栄養にもなるという信念で、ベビーマッサージやアロマの自宅スクールもしています。

そして、アロマトリートメントやスクールを通して、癒しや学びだけでなく、
その方の人生がより美しく、素晴らしいものになるようにサポートしたい。

そのために、日々精進しております。

HP:おうちサロン & スクール sama-sama
ブログ:sama-sama アメブロ

sama-sama ロゴ

小山さんが出展する Beauty Viking 2018 開催のお知らせ

beauty-viking in Hachioji 2018

クリックすると別ウィンドウが開いてFacebookページへ遷移します。

2018年12月8日(土)・9日(日)の両日、今年で10回目を迎える「ビューティーバイキング in Hachioji 2018 」が開催されます。

ビューティーバイキングとは、美や健康をキーワードにしたサロンやショップを集めたイベントのこと。各ブースでは体験価格やお得な値段でさまざまなサービスを受けられたり、関連商品を購入できます。

会場は「コワーキングスペース 8beat 八王子」。
窓から光も差す明るい会場で駅から近く、ユーロード沿いですので、クリスマス前に自分自身へのプレゼントとしてネイルやマッサージを受けたり、お友達へのギフトを探したり、色々とお楽しみください。

ご来場お待ちしております。

ビューティバイキング2018の詳細はこちら

=======================
日時:2018年12月8日(土)~2017年12月9日(日)
11:00~ 18:30 最終入場 18:00
会場:コワーキングスペース 8beat
http://8beat.tokyo/access/
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予約が取りにくいサロンで知られている、小山さんの「おうちサロン & スクール sama-sama」も9日(日曜)のみ出展。小山さんのサロンは年内の予約がいっぱいのため、マッサージを受けたい方はぜひビューティバイキングにご参加下さい。

ビューティバイキング2018 出展者詳細

お店データ

カキノキテラス ロゴ

店名:カキノキテラス
電話:042-634-8186
住所:東京都八王子市田町5-1
HP:http://kakinokiterrace.wixsite.com/index
Facebook:カキノキテラス公式Facebook
営業時間:11:30~21:00(L.O 20:00)
定休日:不定休
ジャンル:欧風カレー
最寄駅:中央線八王子駅、京王線京王八王子駅

アクセス

当サイト管理人より

八王子グルメ探訪第18回、カキノキテラス特集はいかがでしたでしょうか。

取材を終えて、八王子駅から近いとはいえない微妙な場所(倉庫が多い住宅地)で、カレー屋さんとしては後発にもかかわらず、値段は高い部類に入るこちらのお店が、短期間でブランディングできた理由が少しわかった気がしました。

それは、お料理が美味しいのはもちろんのこと、老若男女に対応したメニュー構成、落ち着いてゆっくりできる空間、スタッフさんの対応、口コミしたくなる仕掛けなど、様々です。

カキノキテラスは上記の要因が高度に融合してできた、稀有なお店といえるのではないでしょうか。

もちろんその背景には、鈴木さんが有名な料理研究家に師事していたというバックグラウンドや、ジャックル浦島屋という経営母体が持つ資源、優秀なフードコンサルや建築デザイナーの存在があったこと、そして何よりも「お稲荷さんと柿の木がある古民家が、昔からそこに在った。」ということが大きいのではないでしょうか。

実はこの古民家に関しては後日談があります。

鈴木さんが大家さんに古民家の由来を尋ねたところ、「明治天皇が鷹狩りの際に休憩された建物なので、わざわざ稲城から八王子に移築した。」ということが判明したのです。

カキノキテラスに行く楽しみが、またひとつ増えたのではないでしょうか。

カキノキテラス 看板

Photo by 山本ミニ子( にちにち寫眞主宰

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小山りえ

小山りえセラピスト

投稿者プロフィール

西八王子の自宅でアロマサロン&スクール sama-sama 主宰。
セラピスト歴17年。自身も二児の母で、産前産後と育児中のお母さんを応援しています。
子連れOKのスクール修了後は、チーム sama-sama セラピストとして、子連れでイベント出店などのインターンでセラピスト実績を積むことができます。
子育て中でもサポートし合うことでなんでもできる、と自信を持ってもらえたらと思い、独立開業サポートもしています。

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