Wine & Dine SOIE ~ポール・ボキューズの血統を継ぐ路地裏の名店~
気軽に飲めて三ツ星レベルの料理が楽しめる路地裏の名店
世の中には「なんでこんな路地裏にこんな凄いお店があるの?」と驚くような「隠れた名店」というものがあります。
そしてこの「隠れた名店」は、地元の食通だけがこっそりと通い、あまり人には教えたくないのが本音なのではないでしょうか。
今回ご紹介するフレンチのお店、Wine & Dine SOIE(ワインアンドダイン・ソワ)はまさにその典型のお店といえるでしょう。
その理由の一つとして、SOIEの初代料理長は代官山のメゾン・ポール・ボキューズで料理長を務めた牧村直哉さんであったことが挙げられます。
SOIE初代料理長 牧村直哉シェフとは
ポール・ボキューズはフランスのリヨンに本店があり、40年以上にわたってミシュラン三つ星を守り続けている名店です。
そして日本支店である代官山のメゾン・ポール・ボキューズは、牧村さんが料理長をされているときにミシュラン一つ星をとりました。
牧村シェフは6年前にSOIEがオープンしたときの初代料理長に就任し、その後1年半在籍した後、2012年に東京スカイツリーの「Sky Restaurant 634」料理長に就任。「Sky Restaurant 634」はその後、FOODIEが選ぶJAPAN TOP100に選ばれました。
▽FOODIEとは(引用:Wine & Dine SOIE公式サイトより)
FOODIEは美食家のための究極のレストランガイド「FOODIE TOP 100 RESTAURANTS」を出版しており、ミシュランとは異なり、世界の料理批評家の方々によって選出されるもので、グルメ&レストラン評論家としてアメリカで第一人者と言われるパトリシア・ウェルズ氏をはじめ、世界でトップとされる料理評論家、また日本からも山本益博氏、小山薫堂氏などが選定委員として参加しています。
うかい亭出身、二代目料理長が牧村シェフの三ツ星レシピを継承
現在、ソワの料理長は二代目で、「うかい亭」出身の貞元俊司さんが牧村シェフのオリジナルメニューを忠実に引き継いで提供されています。
貞元俊司シェフ プロフィール
シニアソムリエと、うかい亭出身の料理長によるコラボレーション
さらにソムリエは、お店のオーナーでもある、日本ソムリエ協会認定のシニアソムリエの資格を持つ杉本万尋(すぎもとまひろ)さん。
シニアソムリエは、ソムリエの資格を取ってから3年間は受検もできない、ソムリエ最高位の資格です。
この杉本ソムリエが、牧村シェフの絶品オリジナルメニューを最高に楽しめるワインを、250種類500本の中からセレクトして下さいます。
シニアソムリエの店主と、うかい亭出身の料理長によるコラボレーション。
Wine & Dine SOIEはまさに、「路地裏にある隠れた名店」の名に恥じない、もの凄いお店なのです。
Wine & Dine SOIEへ取材にお伺いさせて頂きました
お店の行き方
- 京王八王子駅の改札を出て右方向に歩くと、ネットカフェが左手に見えます
- ネットカフェの正面、進行方向右手に路地があるので曲がります
- そのまま真っすぐ歩くとお店につき当たります。
Wine & Dine SOIE外観。外車が似合う素敵なお店です。
全面ガラス張りのお洒落な雰囲気の外観で、ガラス越しにカウンター内のワイングラスが美しく輝いているのが見えます。SOIEのロゴがとてもお洒落ですね。
扉を開け中に入ると、シニアソムリエの杉本さんとそのご友人のお客様が楽しくお食事をされていました。お願いして、カメラ撮影とサイトへの掲載許可を頂きました。皆さん、いい顔してますね。
お客様の中には杉本ソムリエの奥様、はるなさんもいらっしゃいました。(一番手前)
気軽にお酒が飲めて、出てくる料理はミシュラン三ツ星レストランの血統を継ぐ、牧村シェフ極上のオリジナルレシピ。高級リゾートのバーのような雰囲気の中で、ゆったりとした時間の流れに身を任せる。なんと贅沢な体験でしょうか。
シャンパンでまずは乾杯
席につくと、ソムリエの岩城淳也さんがシャンパンを注いで下さいました。
グラスの底から泡が湧き出てとても綺麗です。飲むのがもったいない気分。
2002年のMEURSAULT(ムルソー)も頂きました。本当に美味しいワインでした。
ゴールドに輝くワインがとても美しいです。男性の私でもうっとりとしてしまいました。
落ち着いた大人の雰囲気の店内
店内はカウンター7席、テーブル8席、ソファ4席とこじんまりとしていますが、落ち着いた格調高い大人の雰囲気が漂っています。
テーブル席側の壁には、はるなさんのお母様が描いた、スペインのトレドの絵も飾ってあります。
※写真をクリックすると拡大します。
SOIEの料理を頂きました アミューズ&前菜編
今回、お店側でご提供下さった前菜やメインディッシュの料理を頂きました。コース料理というわけではありませんので、ご了承下さい。
アミューズ
サーモンとマスカルポーネ ~パッションフルーツの誘惑
パルマ産生ハムと茄子の生姜風味
前菜
豚肉のリエット エルブ・ド・プロヴァンス風味
カツオのタップナード
彩り野菜のサラダ ~さっぱりヴィネグレット
ツブ貝とキノコのフリカッセ ~鮮やかな緑のソースに魅せられて
前菜を頂いてこのお店の技術力の高さが伝わってきました。
豚肉のリエットはパンにつけて頂くとワインが急ピッチで進みます。
カツオのタップナードは黒オリーブとアンチョビ、ニンニクの風味がカツオに染みこんでとても濃厚なお味でした。
ツブ貝とキノコのフリカッセは先代料理長の牧村シェフのオリジナルレシピで、ツブ貝とキノコをパンに乗せ、クリームソースと一緒に頂くと、とても上品な美味しさに酔いしれてしまいます。
▼次ページではSOIEのスペシャリテ「帆立のリゾット」をはじめとしたメイン料理をご紹介します。
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