本日のお料理
主菜 フランス産フルール・ド・オーブラック牛のランプ
貴重なフランス産フルール・ド・オーブラック牛のランプ肉。
月に一頭つぶしているかどうかというレベルの、かなり希少なお肉です。
2人分・250gで4,950円(税別)。こちらもボリューミー!
ご覧ください、この艶やかさ!
芸術作品のようです。美しい…
ランプ肉の場合は直火ではなく、中がぬるくなるまで遠火で温めます。
お肉によって焼く工程が異なり、サーロインのようにサシが入っている場合は直接焼くのがベスト。そして、レアとミディアムレアの中間くらいが理想なんだとか。
それと、一番美味しいサイズもお肉ごとに違うそうです。
お肉、奥が深い!
と、色々と感心している間にランプ肉がじっくりと炭火で焼かれていきます。
お客様に焼き方を聞くことはなく「レアがベスト」と思ったお肉は、苦手な方にも一度レアの状態で食べてもらい、どうしても食べられなかった場合は焼き直しをしているそうです。
ちなみに、木暮さんのお好みはレアとのこと(^^♪
見事なグラデーションとコントラスト!表面の焼き色と香ばしさから、ウェルダン、ミディアムレア、レアになっていく四重奏。こちらがGURECOさんのステーキの理想形とのことです。
先ほど紹介したステーキ専用ナイフ「ペルスヴァル」を使ってお肉を切ります。
スルッと通る切れ味にやや興奮気味。気持ちいい!
ナイフはもちろんのこと「安定して置ける」という理由で選んだという、ちょっと変わったシルエットのトングにもこだわりを感じました。
お待ちかねのランプ肉をガブッと一口!
外側はカリっとしていて、噛むほど旨味が出てきます。味がなくならないのでいつまでも噛んでいたい衝動に駆られます。味付けは(これまたシンプルな)塩とコショウのみですが、口の中でいろんな味が広がっていくのが堪らない。まさにカルテット!
お肉の仕入れは主に八王子の老舗「肉と氷のあかさか」から。
国産肉はすべて一任しているそうです。
「何回もセッションしているので、自分の好みを分かってくれている」と、木暮さんが絶大な信頼を寄せる「肉と氷のあかさか」の赤坂和昭さんからコメントを頂きました。
「木暮さんの、食材と調理法の探求心が素晴らしいと思っています。
末永く坊主同盟よろしくお願い致します!」
お二人は坊主同盟を組んでいらっしゃるんですね(笑)。
今後のセッションも楽しみです。
付け合せの野菜は、サラダ用のホウレンソウ、サニーレタスの仲間であるピンクロッサ、つまみな(大きくなったカイワレ)、八王子産の紅くるり大根、玉ねぎ、京野菜の万願寺唐辛子、じゃがいもは契約栽培のキタアカリ…と、とにかく大量でビックリ!
「旬の野菜はどんどん出てくるので付け合わせとして使いたい。お客様が残したとしても、足りないと思われるのが嫌なので気にしない。」と言う木暮さん。
落ち着いた口調とは裏腹に大変豪快です。普段、野菜サラダを注文して食べない方への優しさも感じました。
野菜のドレッシングは赤ワインビネガーとマスタード。
皮付きのまま焼いた玉ねぎ、感想は「あまーい!」。
皮まで食べる勢いでした(さすがに食べられませんでしたが)。
余分な味付けの一切ない、まさに素材の味を生かした野菜。
いろんな種類を食べられるのがこれまた嬉しい。
付け合わせの野菜は季節によって変わるので、それも楽しみの一つになりそうです。
GURECOトリビア
GURECOという店名の由来
至ってシンプル!
木暮さんの名字をひっくり返して「グレコ」だそうです。
どうやら、店名考えるのが面倒くさかったようで…
木暮さんらしいトリビアにクスッと笑ってしまいました(*^^*)
黒いワイングラスのお話
美味しいお肉と野菜にうっとりしつつ、ふと視線をやるとそこには黒いワイングラスが。
見慣れないグラスについて木暮さんに尋ねると、テイスティング用のグラスであることを教えてくれました。
茶色の白ワインを作っている生産者さんが「見た目の色ではなく、味わいだけで判断してほしい」という想いで作ったとのことです。これなら視覚から来る先入観を完全シャットアウト。
正真正銘のブラインド・テイスティングが出来ますね。
レポーターのご紹介 賀澤 志帆さん
ここまでお読み頂きありがとうございます!
「八王子グルメ探訪」主宰の佐藤さんにお声がけ頂きまして、グルメレポーター人生初体験でした。
美味しい料理でお腹いっぱい!そして、食材に向き合う木暮さんのシンプル且つ筋の通った姿勢に胸がいっぱい!そんな幸せなひと時でした。ありがとうございました。
普段は、八王子のまちなかで賑わいづくりに奮闘中。
イベント・プロモーション「Shiho Product」として企画なども行っております!
詳しい活動内容はこちらをご覧ください → Shiho Product公式サイト
→ レポーターの応募はこちらから
GURECOのお料理をいっそう美味しくする素敵なお店たち
肉と氷のあかさか
昭和3年から八王子市で営んでいる、美味しいお肉と透明度の高い氷を販売されてます。
GURECOスペシャル、上質の国産牛を提供 → Facebookでチェック!
ぶーる・ぶーる・ぶーらんじぇり(Boule Beurre BOULANGERIE)
第4回 八王子お店大賞(小売部門)受賞店。
Due Treの川崎さんと「八王子パンの会」を開催されてます。
テーブルチャージのパン(パン・ド・カンパーニュ)を提供 → Ameba blogでチェック!
お店データ
店名:GURECO
電話:090-6113-2512
アクセス:JR中央線、八王子駅北口 徒歩3分
住所:東京都八王子市東町6-2 天安ビル3F
HP:https://gurecohachioji.com/
Facebook:https://www.facebook.com/gureco.vin/
Instagram:https://www.instagram.com/gurecohachiojl/
営業時間:18:30~23:00L.O.(金土は~24:00L.O.)
定休日:不定休(日曜か月曜) ※Facebookにてご確認下さい。
アクセス
当サイト管理人より
八王子グルメ探訪 第11回、「GURECO」特集はいかがでしたでしょうか。
木暮さんに、「お店のコンセプトはなんですか?」とお伺いしたところ、
「コンヴィヴィアリテを提供するお店でありたい」とお話されたことがとても印象的でした。
「コンヴィヴィアリテ (Convivialite)」とはフランス語で、「何人かで食事をする楽しさ」を意味します。これは、GURECOさんのキーワードです。
木暮さんは、2011年3月11日の震災以降「食べること、生きることって何だろう。もっとシンプルなものなんじゃないか。」と思うようになったそうです。
「一人で食事をするのも良いけれど、みんなで集まってジャンジャン食べて、ワインをガブガブ飲んで、ワイワイ盛り上がって楽しむのが一番良いんじゃないかな。」、そんな風に語ってくれました。
こんな木暮さんの考えに共感される方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最後に木暮さんから皆様へ。
「食べること、飲むことが好きな方ならどなたでも大歓迎です。お肉は350gくらいから、ランプ肉は200gくらいからあります。量が多いので、昼飯抜くぐらいの気持ちで、お腹を空かせて来てください。」
綺麗に盛り付けていっぱいお皿を出すお料理ももちろん素晴らしいですが、「前菜ドン!メインディッシュドン!」みたいな、木暮さんのこだわりと想いがいっぱい詰まった豪快な肉塊料理も、ぜひご賞味下さいね(^^)
GURECOさん、私もお腹を空かせて「また来ます!」。
追伸(2018年6月29日追記)
▼自然派ワインがお好きな方は、当サイトで取材したビストロ・ボンクールさんの記事もあわせてご覧下さい。
▼GURECOさんではチクテベーカリーさんのパンを提供することがあります。ワインに合うハード系のパンが大人気の、チクテベーカリーさんの記事もぜひご覧ください。
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